2021年12月10日(金)10:00〜12時まで達磨寺「第1回達磨時方丈ファンクラブミーティングが行われました。
達磨寺方丈ファンクラブは、王寺町の資源「人」「観光スポット」を「企画」で結び、観光資源の発掘を通して奈良県指定文化財の達磨寺「方丈」の活用、観光を絡めた仕事の創出を目指したクラブです。
今回のミーティングは、フューチャーセッションの手法を取り入れ、1年後に達磨時で忘年会を開催し、1年間を振り返っているという想定で、チーム作りと企画出しを行いました。
イントロダクション
観光協会の職員の方、一般社団法人王寺まちづくり 代表理事 今井匡氏、達磨寺方丈ファンクラブ 代表 栗本恭子より「達磨時方丈ファンクラブの成り立ちと期待すること」について話をしていただきました。
「王寺町にとって達磨寺というところは、歴史的価値もあり、聖徳太子や達磨太子の縁が深い場所とされています。クラウドファンティングを使って、2021年4月に修復を行なった会場である方丈を活用し、王寺を盛り上げていただくことを期待しています。」
「なりゆきで、一般社団法人 王寺まちづくりの代表になって、なりゆきでこの場にいますが、お金を儲けるということではなく、地域の役に立つや、地域を盛り立てていくということに集まっていただいた方と一緒に考えていければと思っています。」
「方丈が建てられた時代は、民衆が少しずつ力をもって、独自の文化を築いた時代。2021年4月に方丈が修復され、この方丈を中心に王寺町が盛り上げるコミュニティを築いていくことになったのも時代の流れを感じます。素晴らしいコミュニティをつくっていけたらと思っています。」
アイスブレイク
まずは、声を出すことに慣れるためにグループをつくるアイスブレイクを行いました。テーマは、「好きなラーメンの汁は?」「好きな季節は?」「目玉焼きにかける調味料は?」。自分の意見を発表しないとグループは作れません。初めての人同士でも、同じ嗜好の人だとホッとするという「類似性の法則」という心理学に基づいたアイスブレイクです。
自己紹介
気持ちがほぐれたところで、まずは、自己紹介を行います。紙に「名前、居住地、達磨寺方丈ファンクラブに期待すること、または、やりたいこと」を書いて一人一人自己紹介を行います。
次に、「自分のやりたいことと方向性が同じ」だと思う人や、「この人の言っていることに惹かれるな」という人をぐるぐる回って見つけます。
最終2つのグループが出来上がりました。
グループごとにミーティング
今回は、「1年後の12月13日にみんなで集まって忘年会をしていることにします。その中でこの一年を振り返り、こんなことしてきたな。あんなことしてきたな。それでどんな大変なことがあったか、うまくいったことはどんなことだったか話し合ってください。」というお題で話あっていただきました。
企画や情報発信をやりたいチームの意見
①活動を紹介するホームページを作りました。
- ファンクラブに加入してくれたお店に取材に行って、掲載されました。
ファンクラブカードやステッカーやバッチを発行して、ファンクラブ特典を作り、店舗でも活用されました。
- ファンクラブマークの入った作務衣などを制作して、みんなでそれを着て達磨寺の庭作業をしました。
- 野菜レシピを募集して、大賞にはレシピを実現して、試食会を行いました。
- 毎日人が集まるイベントが開催されました。
聖徳太子などのマニアックなイベント、季節にあわせたイベント、お茶会、移住者の集い、子育て世代のイベント
王寺マルシェを中心にしたチームの意見
①王寺マルシェを開催しました。
テーマ:「つなぐ きづな」
目的:家族や色々な世代がまた、きたくなる縁日的な場所
仕組み:
- マルシェを観光ツアーに組み込む
- ポイント制度をつくって、いろいろな店舗を回ってもらう仕組みをつくる
マルシェを盛り上げるために
- マルシェに向けてハンドメイドを販売するにあたり起業支援的な講座の開催
- ハンドメイドの販売
- 定期的なワークショップ
- SNSの充実
- 広報誌の発行
これから
それぞれグループLINEをつくり、今回の企画で出た意見をベースに今年度の事業計画をつくり、実現に向かって動き出します。
2022年12月に今回話し合った内容が実現したという喜びの忘年会をやりたいと思います。