介護付有料老人ホーム いにしえの里 創生
介護はひとの温かさに触れる創造的なサービス業
お話を聞いた方
事務長 高岡 泰範さま
ノーマライゼーションをコンセプトにQOL(生活の質)を大切にする施設です
当施設はコンセプトに「ノーマライゼーション」を掲げています。「ノーマライゼーション」とは「高齢者や障害者も、健常者と同様の生活ができるように支援するべき」という考え方です。「共に住み、共に生きる」をモットーに、「高齢者だからこうするのがあたりまえ」「高齢者だからこれはできない」などと視野を狭めてしまわずに「どうすればできるか」ということを常に考えてケアをしています。
例えば遠足としてUSJに行きました。これは介護施設としてはかなり珍しいことです。希望者は体調さえ問題なければ要介護度の高い方も参加されますので、綿密な企画と当日のシミュレーション、職員間の万全な協力体制が必要です。当施設にはそれらを楽しんでおこなうスタッフが揃っています。利用者さまも当施設に入居いただいているからこそ遠方にも出かけることができ、楽しみのある満足度の高い生活をしていただけます。
普段からイベントは多く、季節ごとの行事はもちろん、劇をしたり花火を見にでかけたりと利用者さんを楽しませる工夫をしています。実施にはスタッフやボランティアさんとの連携が不可欠です。連携の良さはスタッフ同士の仲の良さの表れだと思っています。
年齢やキャリアの区別なく、積極的に新しいことを考えてやっていきたいので、頭ごなしに「それはダメ」と言うことはありません。一見難しそうにみえても「どのようにすればできるか」を考えるようにしています。職員同士は食事や宴会、社員旅行などでもコミュニケーションをはかっています。
当施設は介護をサービス業としてとらえ、表情によるコミュニケーションを大切にしています。ですから顔の半分が隠れるマスクは、基本的に着用禁止です。表情を見せる、声をきちんと届けることが信頼につながると考えています。
もちろん利用者さまの体調管理のためにも、職員の体調管理、手洗いうがいの徹底はしていますし、風邪予防などに必要な際は着用します。
看取りを通じて感じる「今、できること」の大切さ
当施設では看取りもおこなっています。看取りの要望には、「急に運びこまれたなじみのない病室より、いつも通りの安心できる場所で最期を迎えたい」という利用者さまとご家族の想い、そしてそれを見守りたい職員の想いがつまっています。
はじめるときには全職員に看取りに対する気持ちや意見を聞き議論をしました。
確かに最初は不安やためらいもありました。「自分のときに看取りがきたらどうしよう」と思う気持ちもわかります。でも今では、最期をどのように過ごされたかをご家族さまにもお話しできるようにとしっかりと務めてくれる職員ばかりです。「自分が見送ることができた」「最期にひとりにせず寄り添えた」と思えるケアをしています。ありがたいことに入居者さまは「ここで最期を迎えたい」と思ってくださっています。その気持ちに応える施設でありたい。優しくて思いやりがある職員のほうが、看取った後に寂しさを感じるという面もあります。でも悲観するのではなく「明日のことはわからないから、後悔する前にやっておく」「今できることを先延ばしにせずやる」と行動にうつすことで普段からより悔いのないお世話ができるようになりました。
「今、できることを精一杯する」という姿勢は仕事面だけでなく人生を通じて職員を精神的に強くしていると感じています。そして相談しあえる仲間がいることが職員同士のつながりにもなっています。
ライフステージに合わせて変えられる勤務形態が続けやすさのポイント
勤務は基本的に、夜勤もある4交代制です。突発的に急患がでたり、急遽誰かが休んだりしない限り残業はほぼありません。残業の際はきちんと給与に反映しています。休日は月に9日(2月のみ8日)。勤務変更がある場合は代休が取れます。
ただ長い人生の中には子育てや自分の家族の介護が必要な時期もあります。当社は介護付き有料老人ホーム・デイサービス・グループホームを運営していますので、家庭の事情で夜勤が難しい場合は一時的に夜勤を外すなどライフステージに合わせて臨機応変に働けます。結婚して正社員からパートになったり、子育てがひと段落しパートから正社員になったりするスタッフもいます。
当社はオープン14年目となりました。スタッフは60名ほどです。当初から働いているスタッフが5名おり、勤続10年を越える職員もたくさんいます。離職率が低いので、みんなで仲良く年を重ねてきました(笑)。平成30年3月には新たにグループホームをオープン予定で、12~15名を新規募集中です。
役職はフロアリーダー、介護主任、係長などがあり、周囲との協調しながら仕事を進めていける方は年数に関係なくリーダーや主任になる方もいます。会議は週1回程度、全体会議は2ヵ月に1回ほど。事例検証や技術研修をしています。外部研修にも行くこともあります。各フロア担当での連携は密にとるようにしています。
素直に学んでいただける気持ちがあれば、未経験でも全く問題ありません。仕事の中で日々成長を感じる職場です。自分で考え、ひとを喜ばせる仕事をしたいという情熱のある方を求めています。経験者の方には上位資格の取得も推奨していますので、ぜひご相談ください。
また当施設は食事にもこだわりがあり、おやつも含めて基本的にはすべて手作り、すべて自社直営で提供。デイサービスでの食事や宅配弁当も好評をいただいています。そこで、栄養士、管理栄養士も募集しています。
常より季節感を持ち、目に新しくおいしいものを工夫して提供しています。「見て」楽しみ、「味わって」楽しむ食事は生きがいにもつながるからです。栄養士、管理栄養士の方には、厳密な塩分やカロリーの計算は求めていません。病院食のようにならず、必要な栄養をどれだけおいしくとってもらえるか、料理人さんと一緒に、楽しんでアイディアを出していただける方を歓迎します。利用者さんの満足な表情も直に見ることができます。ルーティンで同じメニューを繰り返し提供するのではなく、新しいことチャレンジしたい方をお待ちしています。
会社情報
- 株式会社 創生
- 代表者名:高岡 美津子
- 事業内容:介護付有料老人ホーム、デイサービス、グループホームの運営
- 資本金:1千万円
- 従業員数:60人
- 設立年月日:2003/1/9
- 採用担当者名:高岡
- HP:http://www.sousei-ikoma.com/
- FB:https://www.facebook.com/souseiikoma
※2017年「女性と企業をマッチングするOpen Cafe事業」に参加いただいた企業様の情報を掲載しております。